沖縄高校野球情報局

沖縄で高校野球の速報等をやっている人です。

2020年沖縄県高等学校野球夏季大会を振り返って

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例年とは違った夏の決勝戦から1週間が経った。まず、今大会を開催するにあたって沖縄県高野連を始め関係者一同に感謝を申し上げたい。

 

今大会は新型コロナ流行で県で優勝しても夏の聖地へ行けないという状況ではあったものの、例年に負けない熱戦が繰り広げられた。今大会を簡単な形ではあるが振り返っていく。

 

優勝した八重山はノーシードからエース砂川羅杏の気迫の投球と強力打線を武器に八重山高校悲願の夏初優勝を果たした。離島勢としても夏の県大会優勝は2006年の八重山商工以来14年ぶり2度目の快挙なった。準優勝のKBC未来沖縄は創部6年目で初の夏決勝進出を果たした。決勝戦では守備の乱れはあったものの、エース松竹嬉竜を中心とした投手陣と勝負強い打撃が光った。ベスト4には創部3年目の日本ウェルネス沖縄と速球派投手を複数揃えた美里工が勝ち上がり、両チームとも持ち味を十分に発揮して勝ち上がっていった。

今大会の全体的な印象としては奪三振が多く取れる投手が多かった印象があり1試合で2桁奪三振をマークした投手が延べ11人いた。特に沖縄水産の古波藏悠悟投手は4試合(36回1/3)で44奪三振を記録し、八重山の砂川羅杏や美里工の上間玲於、小禄の呉屋敬も投球回を上回る奪三振を記録していている。また、2回戦で敗退したものの、宜野座の大城真乃投手も2試合(17回)で26奪三振を記録している。この他にも仲宗根匠投手(4校連合)や、又吉友保投手(与勝)、松田大輝投手(沖縄尚学)、野手では西里颯選手(興南)や崔哲瑋選手(沖縄尚学)なども今大会印象に残る選手であった。一方で本塁打は昨夏は19本だったが、今年は6本にとどまるという結果となった。また、休校により部活が出来ない影響もあってか失策も例年以上に多い印象があった。

 

最後に夏季大会が閉幕して1週間経った今日、秋季大会の概要が発表された。今大会は新人中央大会中止により全チームノーシードからのスタートとなり、1回戦から強豪校同士が対戦する可能性がある。新型コロナの情勢により大会開催は予断を許さない状況は続くが、私立4校を中心に沖縄の高校野球界を引っ張っていく構図になると個人的に予想する。ただ、与勝や知念、八重山など私立4校に対抗できる公立校もあるので、それらのチームの奮起に期待したいところだ。