2019年も残すところ僅かとなりました。
2019年に速報した試合は招待試合を含めて65試合(春季大会 23試合 選手権沖縄大会 14試合 秋季大会 17試合 1年生大会 2試合 招待試合 9試合)でした。
この65試合の中から印象に残った試合ベスト3を発表します。拙い文章ではありますが時間がある方はご覧ください。
第3位
選手権沖縄大会 準々決勝
興南-宜野湾
宜野湾
100 010 000|2 7 0
000 041 00X|5 8 1
(宜)宮平-東江
(興)宮城大-遠矢
第3位には選手権沖縄大会準々決勝のこの試合を取り上げる。序盤は宜野湾のエース宮平陸が投打の活躍で先行する展開となり、実際に速報していて「番狂わせがあるか?」と思ったほどだった。しかし中盤以降は徐々に興南の流れになり、集中打で逆転したのは流石だと思った。しかし、宮城大弥がエースになってから県内の公式戦でほとんど先制点を与えていない興南を慌てさせた宜野湾のチーム力はとても素晴らしかったと思う。
第2位
春季大会 準決勝
興南-北山
北山
000 000 000 000 10 |1 6 4
000 000 000 000 11X|2 12 1
(北)金城和、新城、金城洸-上間栄
(興)又吉、宮城-遠矢
第2位にはこの試合を取り上げることにした。この年の沖縄の好投手興南のエース宮城大弥投手と北山のエース金城洸汰投手の直接対決に目がいきそうだが、この試合に先発した興南の又吉航瑶投手と北山の金城和尋投手の好投あってこそなのではないかと思った。そして、現代の高校野球では主戦級の投手が複数いるチームでないと上位に進出するのは難しくなってきていると感じた試合であった。
第1位
選手権沖縄大会 決勝
沖縄尚学
400 001 000 002 1|8 12 1
032 000 000 002 0|7 10 1
興南
(沖)仲村渠、永山、比嘉-岡野
(興)宮城大-遠矢
1位はこの試合しかなかった。この試合は沖縄の私学2強の意地のぶつかり合いとなり、点を取られたら取り返す展開となって夏の決勝戦では12年ぶりの延長戦へともつれた。12回表に沖縄尚学が2点を勝ち越すとその裏に興南も同点に追いつき両校の意地が感じられた試合であった。しかし、この試合の勝敗を分けたのは投手の出来なのではないかと思う。興南は宮城大弥投手で心中したのが裏目に出たのに対し、沖縄尚学は3人の投手の継投策が上手くハマっていた印象がある。また、興南は攻撃面でもチャンスを上手くいかせていなかったのも大きかった。しかし現地でこの試合を見ていた人はこれまでになかった独特の雰囲気は一生忘れられないものになるだろう。
以上が沖縄高校野球情報局が現地で速報してきた中で印象に残った3試合でした。
来年は沖縄県勢5年ぶりのセンバツ出場は叶うのか。そして、夏を制するのはどこになるのか非常に楽しみです。
それでは皆さんよいお年をお迎えください!