沖縄高校野球情報局

沖縄で高校野球の速報等をやっている人です。

今後の沖縄高校野球について

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昨日、秋季大会の組み合わせが行われ、62校55チームの対戦相手が決まった。今大会は部員のほかに学校関係者や選手の家族を有料(大人500円 中高生200円)で受け入れる方針を示した一方、一般や野球部以外の生徒は入場不可とする方針も示した。

ただ、その中で衝撃的な記事を見つけた。

 

部員不足が続いている影響で2018年の65チームと比べ、10チーム減という事態となっている。県内の硬式野球部の部員数も2016年に3448人いたが、今年度は2717人とわずか5年で2割以上減少している事態となっている。

今大会は休部状態となっている2校と新型コロナの影響で部活が再開できていない1校が不参加となり、連合チームでの参加は過去最多の10校にも及んだ。また単独で出場できたチームも51校中18校が登録人数(20人)を満たずことができず、他校から部員をレンタルして単独出場に漕ぎつけたチームもあった。

 

(以上 9月12日 沖縄タイムス参照)

 

夏季大会の大会ガイドを見て、秋以降単独で出場できるか危ういと感じた学校は数校あったが、想像していた以上に部員が減少していると感じた。部員数減少がハイペースになっている理由としては県外で高校野球をやるという選択肢が出てきたことや、少子化の影響で生徒の母数が減ってきている等が考えられる。このままいくと、強豪校と部員確保に苦しむ学校との二極化がますます進みかねないのではないかと懸念がある。そのためには魅力のあるチーム作りを行うなど、何らかの対策を行うべきではないかと考える。今後の沖縄高校野球の行方に注目していきたい。

2020年沖縄県高等学校野球夏季大会を振り返って

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例年とは違った夏の決勝戦から1週間が経った。まず、今大会を開催するにあたって沖縄県高野連を始め関係者一同に感謝を申し上げたい。

 

今大会は新型コロナ流行で県で優勝しても夏の聖地へ行けないという状況ではあったものの、例年に負けない熱戦が繰り広げられた。今大会を簡単な形ではあるが振り返っていく。

 

優勝した八重山はノーシードからエース砂川羅杏の気迫の投球と強力打線を武器に八重山高校悲願の夏初優勝を果たした。離島勢としても夏の県大会優勝は2006年の八重山商工以来14年ぶり2度目の快挙となった。準優勝のKBC未来沖縄は創部6年目で初の夏決勝進出を果たした。決勝戦では守備の乱れはあったものの、エース松竹嬉竜を中心とした投手陣と勝負強い打撃が光った。ベスト4には創部3年目の日本ウェルネス沖縄と速球派投手を複数揃えた美里工が勝ち上がり、両チームとも持ち味を十分に発揮して勝ち上がっていった。

今大会の全体的な印象としては奪三振が多く取れる投手が多かった印象があり1試合で2桁奪三振をマークした投手が延べ11人いた。特に沖縄水産の古波藏悠悟投手は4試合(36回1/3)で44奪三振を記録し、八重山の砂川羅杏や美里工の上間玲於、小禄の呉屋敬も投球回を上回る奪三振を記録していている。また、2回戦で敗退したものの、宜野座の大城真乃投手も2試合(17回)で26奪三振を記録している。この他にも仲宗根匠投手(4校連合)や、又吉友保投手(与勝)、松田大輝投手(沖縄尚学)、野手では西里颯選手(興南)や崔哲瑋選手(沖縄尚学)なども今大会印象に残る選手であった。一方で本塁打は昨夏は19本だったが、今年は6本にとどまるという結果となった。また、休校により部活が出来ない影響もあってか失策も例年以上に多い印象があった。

 

最後に夏季大会が閉幕して1週間経った今日、秋季大会の概要が発表された。今大会は新人中央大会中止により全チームノーシードからのスタートとなり、1回戦から強豪校同士が対戦する可能性がある。新型コロナの情勢により大会開催は予断を許さない状況は続くが、私立4校を中心に沖縄の高校野球界を引っ張っていく構図になると個人的に予想する。ただ、与勝や知念、八重山など私立4校に対抗できる公立校もあるので、それらのチームの奮起に期待したいところだ。

 

代替大会 準決勝の見どころ

 

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皆さん おはようございます。

沖縄高校野球情報局です。

昨日、玉城デニー沖縄県知事が県独自の緊急事態宣言を発表し夏季大会中止が頭をよぎりましたが、3年生部員の保護者の入場不可に変更する等で開催する判断となりました。(高野連スタッフの皆様のご尽力に感謝します。)

では本題に入りましょう。

 

第1試合 日本ウェルネス沖縄-八重山

日本ウェルネス沖縄はシード校では唯一ベスト8位上に勝ち残り、勝てば創部3年目で初の決勝進出となる。エースの比屋根は創部当初からエースで後ろには2年生の渡慶次憲一郎や東恩納音らが控え、守備でも平良一葵を中心とした堅い守りで準々決勝を終えて失策はわずかに1である。打線は3回戦でホームランを放った川平真也やチームの4番に座るコンズ七斗らを中心に長打力がある打撃が持ち味だ。一方勝てば夏は32年ぶりの決勝進出となる八重山はベスト4の中で最もチーム打率が高く、4番に座る比嘉久人を中心にどこからでも点が取れる打線が持ち味だ。そしてもう1人のキーマンはエースの砂川羅杏。1回戦以外は全てリリーフ登板し、チームに勝利を呼び込む投球をしてきた。準決勝でもその投球ができるかに期待したいところである。試合の構図としては両者互角の実力で投手陣の出来と守備のミスで試合の流れを大きく左右することになりそうだ。

 

第2試合 KBC未来沖縄-美里工

創部5年目で初の夏決勝進出を狙うKBC未来沖縄は2年生エースの松竹嬉竜がチームの柱だ。3回戦ではシード校の宮古を相手に15奪三振を奪うなどベスト4のチームでの奪三振数はトップである。チーム打率は2割5分4厘と決して高くはないが4番の喜多慧人を中心にここぞの場面で得点を奪っている。一方の美里工は速球派右腕2人がチームの鍵を握る。背番号10の上間玲於と背番号6の大城稜真は140キロを超えるストレートを投じ、2人とも投球回以上の奪三振を記録している。また、エースの與古田美月らも控えており、投手層は厚い。打線は1番に座る饒平名琉磨、3番に座る上原拓馬、不動の4番富島力斗が打線の中心となる。また、守備も準々決勝を終えて失策がわずか1と守りの堅さも売りだ。この試合は美里工がチーム層の厚さでやや優位だが、KBC未来沖縄も投手陣の踏ん張り次第で勝機は見えてくる。

 

どこが優勝しても夏は初優勝 目が離せない一戦がいよいよ始まります!

 

(画像は琉球新報より使用しています。)

代替大会 全国の高専の出場可否について

皆様お久しぶりです。

沖縄高校野球情報局です。

 

ここ最近一部の高専が出場を巡ってTwitterで出場させてほしいといった旨の投稿が話題となっています。

しかし、全国的に見ると高専は代替大会に不参加という意向を示すところが多く、沖縄高専も代替大会は不参加ということになりました。

そこで全国の高専の代替大会出場可否についてまとめました。

※2019年夏までに公式戦に出場した高専を取り上げました。(随時更新していきます。)

 

釧路 ×
旭川
苫小牧
函館 ×
八戸 ○
秋田 ○
一関 ○
仙台高専名取 ○
鶴岡 ×
福島 ○※
茨城 ×
小山 ○
群馬 ○
木更津 ○
東京 ○
都立産業技術 ○
長岡 ×
富山高専本郷 ○
富山高専射水
石川 ○
福井 ○
長野 ×
沼津 ×
豊田 ×
岐阜 ×
近畿大学
舞鶴 ×
大阪府立大学 ×
明石 ○
神戸市立 ○
奈良 ×
和歌山 ○
米子 ○
松江 ○
津山 ○
広島商船 ○
呉 ○
徳山 ○
宇部
大島商船 ×
阿南 ○
香川高専高松 ○
香川高専詫間
新居浜 ×
弓削商船 ×
高知 ×
北九州 ○
久留米 ○
有明 ×
佐世保
熊本高専熊本 ×
熊本高専八代 ×
大分 ×
都城 ×
鹿児島 ○
沖縄 ×

※福島高専は連合チームで参加

2020 春季大会 3月31日・4月1日 スコア一覧

3月31日の春季大会のスコアは以下の通りです。

(参照 琉球新報沖縄タイムス)

 

春季大会 3回戦

 

(Agreスタジアム北谷)

北谷

010 020 000 000  |3 9 2

001 110 000 001x|4 9 1

中部商

(北)富川、神谷、末吉、仲里-植村

(中)前本、米須、仲松-山田

 

4校連合 (開邦・辺土名・南部農林・真和志)

000 000 0|0 2 1

201 150 X|9 13 1

北山

(4)仲宗根-金城

(北)志良堂-嘉数

 

知念

000 000 100|1 9 1

000 000 000|0 4 1

嘉手納

(知)新屋-仲宗根、上間

(嘉)伊禮、呉屋、新垣-照屋

 

(沖縄セルラースタジアム那覇)

那覇

200 000 000  |2 7 1

001 000 011x|3 8 1

沖縄尚学

(那)新崎、平良勇、兼元、野原-小嶺

(沖)松田、大湾、永山-藏元

 

浦添

000 110 001 |3 8 3

000 003001x|4 7 2

糸満

(浦)津賀-兼次

(糸)黒島、當間-瑞慶覧

 

(アトムホームスタジアム宜野湾)

美里工

203 001 000  |6 10 2

300 002 002x|7 14 0

宮古

(美)上間、與古田-岡本恭

(宮)新里、垣花-根間

 

興南

000 000 10  |1 5 3

001 100 33x|8 9 0

日本ウェルネス沖縄

(興)山城京、伊波、品川-花城、比嘉

(ウ)比屋根-コンズ 

 

4月1日の春季大会のスコアは以下の通りです。

(参照 琉球新報沖縄タイムス)

 

春季大会 3回戦

 

(沖縄セルラースタジアム那覇)

小禄

000 000 300|3 7 2

003 000 22X|7 7 1

沖縄工

(小)呉屋、照屋太、久高-和田

(沖)上原紳、宮里、翁長-久手堅

2020 春季大会 3月30日 スコア一覧

3月30日の春季大会のスコアは以下の通りです。

(参照 琉球新報沖縄タイムス)

 

春季大会 2回戦

 

(Agreスタジアム北谷)

美来工科

000 100 000 000  |1 7 0

000 000 001 001x|2 5 1

嘉手納

(美)久場、松田、仲宗根-藏當

(嘉)伊禮、呉屋、新垣-照屋、玉城

 

南風原

103 000 000|4 8 1

601 000 20X|9 16 3

日本ウェルネス沖縄

(南)山田、友利彰、仲里-大城悠

(ウ)渡慶次、東恩納、比屋根-コンズ 

 

(沖縄セルラースタジアム那覇)

沖縄水産

000 011 000|2 6 1

000 100 11X|3 6 3

知念

(沖)古波藏、石川-平良

(知)新屋-仲宗根、上間

 

南部工

000 100 000 00  |1 5 3

010 000 000 01x|2 9 1

興南

(南)大城友-山城

(興)伊波、屋嘉比、山城京-比嘉

2020 春季大会 3月29日 スコア一覧

3月29日の春季大会のスコアは以下の通りです。

(参照 琉球新報沖縄タイムス)

 

春季大会 2回戦

 

(Agreスタジアム北谷)

沖縄工

200 020 202|8 10 2

000 000 000|0 3 1

宜野湾

(沖)上原紳、宮里、前竹-久手堅、喜舎場

(宜)濱川、知念、比嘉健、松田-宮里

 

美里工

500 001 4|10 12 0

000 000 0| 0 4 1

具志川商

(美)與古田、大城-岡本恭

(具)島袋柚、普久原-小橋川、島袋大

(本塁打) 大城(美)=大会第3号


那覇国際

000 000 0|0 4 1

140 120 X|8 9 0

北山

(那)新川、當山、米本-米藏

(北)名城、大城名、仲宗根-嘉数

 

(沖縄セルラースタジアム那覇)

八重山

101 010 000|3 10 2

130 000 00X|4 7 0

小禄

(八)砂川-比嘉

(小)照屋太、久高-和田


4校連合 (開邦・辺土名・南部農林・真和志)

101 131 000|7

001 200 010|4

八重山農林

(4)仲宗根-金城

(八)砂川、垣本、親里-岡本


宮古

131 400 0|9 14 0

001 000 0|1 3 0

豊見城

(宮)垣花、狩俣勇-根間

(豊)仲程、呉屋、仲程-島袋