みなさんこんばんは
沖縄高校野球情報局です。
1月28日にセンバツの選考委員会が開かれ、予想だにしないサプライズ選考(一部では悲劇とも言われているようですが)がSNS上をざわつかせました。
そんな中沖縄県勢は7年連続で一般枠での出場を逃すことになりました。これは新潟に次いでワースト2位タイの記録で、沖縄県勢が初めてセンバツに参加した1960年以降でセンバツ連続未出場記録を現在も更新し続けている状態となっています。
第94回選抜高等学校野球大会の選考委員会を終えて現在も未出場連続記録継続中の県一覧
新潟 8年連続
秋田 7年連続 (2018年に21世紀枠での出場あり)
沖縄 7年連続 (2021年に21世紀枠での出場あり)
島根 6年連続 (2020年に21世紀枠での出場あり)
熊本 5年連続 (2019年に21世紀枠での出場あり)
5年連続で一般枠での選出がゼロの県を挙げると5県中4県が21世紀枠で出場している年もあるものの、21世紀枠がいつまで続くか不透明なところもあるため、やはり一般枠で出場を掴み取っていかないといけないのではないかと考えます。(やはりセンバツ出場校ゼロは寂しいと思う人もいると思いますし)
ただ、沖縄県勢は春季九州大会では好成績を残している年もありますし、秋季九州大会でも2校とも1回戦敗退が続いているわけではありません。
ただ、あと1勝でセンバツ内定圏内というところでその壁が破れないもどかしい状況が続いているのが実情なのではないかと思います…
ここで、2014年以降の秋季九州大会準々決勝の戦績を見てみると
2014年
中部商0-6九州学院
糸満9-6明豊 (延長11回)
2015年
2017年
2018年
2019年
沖縄尚学6-7明豊
2020年
具志川商0-3福岡大大濠
2021年
興南0-3大島
このように準々決勝の壁が立ちはだかっていることがわかるのではないかと思います。
沖縄県勢がここまで苦しんでいるのは、ここ最近は県外で野球をする球児が増え、さらには中学生以下の世代の野球部員が少子化や、部活動の多様化等が理由で野球をしている部員が減っていること等から、部員不足に陥っている学校が増え、上位常連校と格差が開き、レベルが低下しつつあることが要因になるのではないかと思います。
沖縄県勢がセンバツ内定圏内に入れないもどかしさが続きますが、今秋の九州大会で沖縄県勢がベスト4以上に入り、来年のこの時期、センバツ出場という吉報が届くことを祈るばかりです…